Rev. Taka Talks about Mindfulness at TED x Kyoto

Friday, March 25, 2011

「日本を元気にする座禅会:メンタルケアと仏教的対処法」

まずは、この度の震災でお亡くなりになられた方の冥福を改めて御祈り申し上げます。また被災地の皆様におかれましても、一刻も早い復興を御祈りいたします。

当院でも震災で犠牲になられた方々の追悼供養を、3月21日に檀信徒の方々と行いました。

とはいえ、祈ってばかりでは、被災していない、また被災地の分も日本を背負っていく我々としての任務としては十分とは言えません。、私として、宗教家として被災地の御役に立てること、被災していない方々と何ができるということを考えました。

今回のような災害を人は経験をすると、「信じる」ということができなくなってしまいます。ここで、私が意味する「信じる」とは、決して宗教(神や仏)と信じるということではなく。人間個人としての自分の存在意義・価値観・世界観などのことです。人間とうのは自分が存在しているということ、何が正しく、何が悪く、何が真実で、何が嘘であるとうことを「信じる」ことにより、周りから入ってくる情報や刺激を選択し、処理して日々の生活を送っています。ところが、この度のような悲痛な経験をすると、人間を構成しているそれらの「信じているもの」が崩れ去ってしまいます。

現在、被災者の方々だけでなく、被災していない多くの方が上記した不安定な状態であり、新たなる自己の存在意義・価値観・世界観などをいち早く作り上げなければならないとう事態に直面していると思います。

この、自己の存在意義・価値観・世界観などと再構築をする手助けをするのが、私のような宗教家・カウンセラーなどの仕事ではないかと思います。

そこで、「日本を元気にする座禅会:メンタルケアと仏教的対処法」を開催していくことを決意いたしました。Non-permanency(諸行無常)・karma(因果応報)・守破離を理解して、今にいきる「Living in the moment」を学び、それを日々の生活にいかしていくことにより、再び日本を元気にしていこうというのが趣旨であります。

座禅と法話に後に、一般公開していない狩野永岳の襖絵と重要文化財「南蛮寺の鐘」をご覧いただけます。

時間は現在のところ、毎週末(土・日)の午前10時40分から12時30分まで、参加費は2000円、参加費の一部を義援金として被災地へ寄付させていただきます。

京都駅からお越しの方は、JR嵯峨野線(普通のみ)に乗られ4駅目の花園駅で下車。妙心寺南門まで徒歩5分。そこで、案内所がありますので、春光院とお尋ねくださいませ。そこより、徒歩約3分です。

また、京都市バスの91系統と京都バスの61、62、63系統の場合は「妙心寺前」バス停で下車、京都市バスの10、26系統の場合は「妙心寺北門前」バス停で下車。

参加ご希望の方は、

075-462-5488

までご連絡くださいませ。

毎週 土曜日と日曜日
午前10時40分から12時30分まで

春光院 副住職・川上全龍

http://www.shunkoin.com

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